開発背景
原価低減を求められる時代、加工時間を短縮し、無理なくコストダウンし、メーカーの利益を確保できる商品を作る事ができないか?そんな環境から生み出された新開発のオフセットボールNCD-PROは、従来のボールエンドミル形状でありながら驚異の横移動量を実現し、縦切り込みにも従来のRサイズにて加工可能となる新しいコンセプトのオリジナルボールエンドミルです。
周速0地点の特殊形状により仕上面に対しても抜群の威力を発揮する今までにない感覚を体感できます。
NCD-PRO 加工事例
下記図は、平面荒加工の断面図です。工具が3パスした状態を示してあります。カスプハイト1.0の設定で横移動量の比較が出来ます。通常ボールですと12mmの移動に対してNCD-PRO(5R時)は19mmと1.5倍の高能率で時間短縮へ継がります。又、5R(NCD-PRO)の場合、軸径がΦ12mmとなり、通常5Rボールに対して剛性が増し切り込みも増して加工出来ます。
荒取りには、通常ラジアスが使用されますが切削抵抗が大きいため切り込みがきかず、又斜面に於いても使い勝手が不自由な為にラジアスとボールの中間的役割の刃物が要求され、ここにNCD-PROが誕生したわけです。
低速回転で深切り込みにて発熱を防ぎ、刃物先端形状と共に寿命延長、加工時間短縮をねらったNCD-PROのダイゴミを一度味わってはいかがでしょうか。