ナノキュール開発背景
水溶性研削・切削液・水溶性潤滑添加剤"ナノキュール"は、国立大学法人名古屋工業大学大学院工学研究科と愛知県産業技術研究所の協力で生まれた今までにない全く新しい水溶性研削・切削液と水溶性潤滑添加剤です。熱衝撃に強く、硬く、自己潤滑性が高いというカーボンの特性を活かし、液中で分散性のよいナノサイズにするという今までにない発想からできたナノキュールは、製造業界を画期的に変えてしまう可能性を秘めた水溶性研削・切削液と水溶性潤滑添加剤です。
驚異的な水溶液
この液は純水にカーボンを均一分散した液で、一粒が0.4~0.7цの球形カーボンで酸素を含んでいます。
カーボン分散液は自己潤滑性、分散性に優れており、熱伝導性、冷却効果・洗浄効果・脱臭効果を生み出しております。研磨加工・切削加工・旋削加工・塑性加工の領域に研削液・切削液・添加剤・潤滑剤として使用できます。
製造業者が気になる水溶性切削液「ナノキュール」の質問
機械への影響は、腐食(錆)が気になりますが?
防錆剤レベルの防錆力を持っておりマシニングセンターでの実績もあります。
臭いはでませんか?
耐腐敗性に優れており、消臭効果のあるカーボンを使用しているので、腐敗しにくのが特長です。
その経緯から腐敗による臭気の発生はおさえられます。
皮膚への刺激、影響はどうですか?
pHが10倍希釈液で9.4になります。これは、家庭用の洗濯石鹸よりも弱アルカリ性のため、皮膚刺激性も少なく、人体上優しい成分で設計してあります。
服や手に付着した場合は、汚れがおちにくいのではありませんか?
一般のカーボンは、衣服、手に付着した場合でも、なかなか除去できませんが、ナノキュールは、服に付着した場合でも、通常の洗濯や、手に付着した場合でも、一般的弱酸性石鹸手洗いで簡単に落ちます。
機械への汚れ付着はどうですか?
機械に付着して乾燥しても色は、灰色程度に収まります。
また、水分が蒸発し乾燥した被膜の状態になっても、再度液をかければ再溶解するため、機械内部が汚れる事はありません。
また、水分が蒸発し乾燥した被膜の状態になっても、再度液をかければ再溶解するため、機械内部が汚れる事はありません。